アメリカの未編入領土だけれどスペイン語圏である島、プエルトリコ。カラフルな建物にカリブ海の海が魅力的なリゾート地で、いつか行ってみたいと思っていました。今回秋休みを利用して10月初旬に行ってきました。

ニューヨークからの直行便で訪れる人が多いようです。我が家はアトランタ空港から直行便で3時間40分の旅、プエルトリコの首都サンファンへ行ってきました。間違えそうですが、国際線ではなく国内線です。サンファンの空港はそんなに大きくなかったです。女子トイレが結構混んでいました。
手荷物受取場所から外へ出て、Uberの待合所へ向かいます。普通のGround transportationとは少し場所が分けてあって、2〜3分歩いた場所にありました。よく見ると頭上の看板にUberのマークがついているので、それを目印に向かいます。今回プエルトリコでの移動はすべてUberで移動しました。配車もすぐですし、料金もお手頃だと思います。サンファンの主要観光地はすべて車で10〜15分くらいの移動で出来たので、$10〜$20以内で利用できたと思います。
我が家が宿泊したのはCondadoと呼ばれる地区で、そこにあるMarriottホテルに泊まりました。ビーチアクセスがあって、プールにウォータースライダーもあり、レストランの朝食も美味しい、とても良いホテルでした。




ハリケーンがきていたわけでもないのですが、波が非常に高かったです。最初の数日はビーチも閉まっていて、最終日にやっと開いたわけですがそれでも波がまだ高く、子どもは波にすぐ引き込まれてしまってとても怖がっていました。なので海は一瞬しか入ってないです。笑 シーズンが違うと海の様子もまた違うのかな??と思いますが、カリブ海の波の荒さに驚きました。
サンファンの有名な観光地としては、オールドサンファンと呼ばれる旧市街地と、その先にある歴史的な史跡であるデルモロ要塞です。どちらも近い場所にあるので行ってみました。
オールドサンファン

昔の町並みが残っている場所です。カラフルな建物と石畳の道路が素敵な場所でした。この一帯、ゴリゴリ縦列駐車してあり、運転が大変そう。

この地区にサン・ファン大聖堂と呼ばれる教会もあり、中を見学することができました。また、至るところに銅像があるのも印象的でした。


この旧市街地の中にあるレストラン、Raicesというレストランに行ってみました。Uberの運転手さんもオススメしてくれました。結構有名なお店っぽいですね!
プエルトリカンレストラン【Raices】

住所:315 Recinto Sur St SanJuan
店員さんが民族衣装スタイルで可愛いのが印象的。店内も小屋風(?)のディスプレイでいい感じです。


まずはドリンクオーダー。プエルトリコで有名なドリンク「ピニャコラーダ」を注文します。

結構たくさん入ったジョッキでノンアルコール$6、アルコール$10だったので、価格は割とお手頃です。ピニャコラーダはパイナップルベースのスムージーみたいなフローズンドリンクといった味。甘くて美味しいです。料理は前菜1品、メインを3品注文。

まずは前菜の、たらのコロッケみたいなもの。グアバソースなのでソースが少し甘く、カニクリームコロッケみたいな味で美味しかったです!

モフォンゴはプエルトリコ料理で必ず目にする料理です。バナナみたいな味のものをつぶしたご飯(?)的なもので、それ自体はあまり味が濃くなくて、付け合せにしてある肉が濃い味なのでそれと一緒に食べるとちょうどいいかなって感じです。今回注文したのは牛肉と玉ねぎが濃いめの塩味で仕上げてあるモフォンゴを選びました。結構ガツンとくる味でした。

カンカンポークチョップもプエルトリコ料理でよく目にするメニューです。ここではサイドが選べたので、白米と豆のスープを選びました。豆のスープは普通に美味しいです。豚肉は結構コラーゲン部分が多くて、我が家はちょい苦手だったかもしれません。豚肉の味付けは薄めで、白米が塩味効いているので一緒に食べるとちょうど良い感じ。他のお店でもそうだったのですが、白米は基本塩味っぽいです。私は塩味のご飯大好きですが、毎晩食べているとさすがに日本の白米が恋しかったり。

さすがスペイン語圏、パエリアがありました。こどもが食べやすいかなと思って注文したのですが、パクチーが結構効いてました。エビや貝がたくさん入っていて、シーフードが美味しかったです。正直注文しすぎてしまいました。おなかが弾けそうです。
今回の旅行では、3種類のプエルトリコ料理のレストランへ行ってきました。個人的な感想ですが、プエルトリコ料理は家族全員好きでした。モフォンゴはこどもにはあまり好みでなかったようですが、その他全般美味しく食べることができました。残り2軒のレストランはホテルの近く、Condado地区だったので、以下に紹介したいと思います。
プエルトリカンレストラン【1950 Condado Puertorican Cuisine】

住所:1210 Avenida Ashford SanJuan
こちらはMarriottホテルの目の前にあるレストランです。何軒かレストランが集まっている建物の、2階部分にあります。はじめは入口が全然分からなくて行ったり来たりしてしまいましたが、階下の「DI ZUCCHERO」というピザ屋さんと合体しているらしく、そちらから入れば良かったようです。
まずはドリンクから。定番のピニャコラーダを注文しました。

ノンアルコールVer.で注文しましたが素敵なグラスで運ばれてきました!お値段は$12とRaicesの2倍!!ですが、味もこちらのほうが濃く美味しかった気がします。

イエローライスが牛肉、豚肉、鶏肉、ソーセージ、豆などで炒めてあるチャーハン的なもの。美味しかったです。刺さっているバナナのせんべいみたいなものは、「fried tostones」というものらしいです。モフォンゴ然り、これらに使われているPlantainと呼ばれる果物はバナナのような見た目ですが、実はバナナではないらしい。味も少しバナナに似ていますけどね。ソースにつけて食べると、とても美味しかったです!

我が子が食べたいと言ってオーダーしたグリルチキン。チキンは香ばしく、チャーハン的なライスも先程のカントリーライスとは少し味付けが違って美味しかったです。

南米の代表的な料理のひとつ、セビーチェ。味付けの濃い料理の中、唯一あっさりとした酢の物みたい。シーフードが美味しいのと、炒った豆みたいなものもホクホクして美味しかったです。

ピザ屋さんでもあるということで、ピザのメニューが豊富でした。絶対美味しいだろうと思ってカルボナーラピザを注文。めちゃ美味しかったです!アメリカのピザは生地がパンっぽいものも多いですが、この生地は香ばしくかためで、具材とよくマッチしていました。オススメです。
満足な晩ご飯となりました♡
プエルトリカンレストラン【El Refran】

住所:1104 Avenida Ashford SanJuan
こちらもホテルから歩いて5分以内のロケーション。お店は小さいですが、味は我が家的に一番良かったです!お値段も他のお店よりリーズナブルでした。ドリンクも、お水を注文したら無料で出してくれました。お店によっては$3のペットボトル飲料水が出てきますから、それだけでかなり違います。
まずはモフォンゴから。

この牛肉の焼き加減をミディアムにしたんですが、それがとてもいい具合で、味もめちゃ美味しかったです!!ソースも辛くなくて、美味しい!

サイドが選べたので、Arroz Blanco & Habichuelasを選びました。(白米と豆のスープ)この鶏むね肉がパッションフルーツジュースで味付けされていて、味付けが最高に美味しかったのと、白米も塩味が効いていて箸が進みました!!

牛肉かエビか選べました。エビがぷりぷりで美味しく、ご飯の味付けもとても美味しかったです。子どもも大好きでした!!

デザートを注文してみました。ハウスメイドケーキのようです。少しシナモンの香りがして、甘さも甘すぎず美味しかったです。このお店の料理すべて、子どもも大好きで全部美味しくいただきました!混んでいない時間だったので、時々厨房からシェフらしきお母さんがホールに出てきて話しかけてくれました。なるほど、ここは日本的に言うとおふくろの味ということなんでしょうか。とてもオススメです!
サンファンは観光地になっているからか、レストランではよくQRコードでメニューを読み込むタイプでした。メニューってちょっと邪魔だし、確かにこの方が楽かも?
デルモロ要塞
話がそれてしまいましたが、オールドサンファンの岬の先にあるデルモロ要塞に行ってきました。

立地が良く気軽に訪れることができる国立史跡で楽しみにしていたのですが、たまたま連邦政府のシャットダウンの影響で、全国的に職員が仕事を休んでいてここも閉まっていました。残念です・・・。周囲を少し歩くことができたので、歩いてみました。



なんと!かわいいイグアナがお出迎えしてくれました。結構近づいても逃げなくて、みんなの記念撮影に応じていました。ここでは野生のイグアナを見かけるチャンスが結構あるみたいです。

軽い散策を終えてオールドサンファンへ戻ります。
プエルトリコ国会議事堂
オールドサンファンから少し東へ歩いていくと、国会議事堂がありました。とても立派な建物でした。

この建物の海側に、ランドマークがありました。近隣カリブ海諸国のマークが描かれていました。

広く海が見渡せるロケーションでした。
プエルトリコ美術館
オールドサンファンからは少し離れますが、ホテルのあるCondado地区から車で5〜10分くらいの美術館へ行ってきました。現代美術館とふつうの美術館と二種類ありますが、ふつうの美術館の方へ行ってみました。

内容は結構現代アートが多かったように感じました。中は案外広く、4階建てになっていました。一番下の階でアクティビティもあり、絵を描いたりできました。その一つ上の階では子ども向けの展示とお話をやっていましたが、スペイン語なので分からなかったです。
色んなジャンルのアートを見ることができて子どもも楽しめたようです。
チョコレートショップ【Chocobar Cortes】
ホテルの近くを散策したときにチョコレートショップを見かけて吸い寄せられるように入りました。

住所:55 Condado Ave San Juan
チョコレートも売ってありますが、チョコレートドリンクがとっても美味しそう!!

一番スタンダードなアイスチョコレートドリンクがこちら。すごく美味しかったです。外が蒸し暑いので生き返ります。
ホットチョコレートはマシュマロ入りにしてみました。

冷房の中で過ごしているとおなかが冷えてくるので、こういうのも良いかも。お土産コーナーも充実していました。

このお店、系列店がオールドサンファンにもあって、歩いたときに見かけました。暑くて歩き疲れたときにぜひ立ち寄ってみてください。
サンファンを訪れて
サンファンを訪れた印象は、治安も夜遅くなければ危ないと感じることもなかったですし、人柄も親切で過ごしやすい場所でした。料理も美味しいですし、飲食店もたくさんあります。結構日本食レストランも見かけました。シーフードが手に入りやすいから相性がいいのかな?

子どももまた来たいと言っていました。基本スペイン語ですが、サンファンのレストランはスペイン語と併記で英語も書いてあったりするので、あまり困ることはないですね。レストランもあまり冷房効きすぎていないので良かったですが、その代わり虫除け剤は持っていった方が良いです。テラス席も多いですし、中だとしても案外蚊に刺されます。観光地なのであまりないとは思いますが、デング熱などの感染症もありますので気をつけるに越したことはありません。

余談ですが、私が愛用している虫除けは「PROVEN」のローションタイプ。ピカリジンが20%配合されていて、効果は抜群です。小学生の子どもにも使用していますが、問題なく使えています。ピカリジンはディートよりも肌に優しいみたいです。
スプレーは目に入ったり吸い込んだりするのが嫌なので、今回このローションタイプを買いました。ローションタイプだと目や鼻から吸い込む心配もないですし、しっかり肌に塗れるので効果も高いと感じます。量が多いので飛行機に乗る際は小さな容器に移すか、預け入れの荷物で持って行く必要があります。現地でも何かしら売っていますが、使い慣れたものが安心ですよね。
というわけでプエルトリコ、素敵なリゾートでした!!また行きたいです。