ロシア旅行に行くけど、どれだけ両替しておいた方がいいの?という疑問に答えるためにロシア・モスクワの両替事情を解説します。
ロシアの首都であるモスクワに行ってきました。
ロシアに旅立つ前にルーブルをいくら両替すべきかどうか悩みました。円を国内でルーブルに両替しておくのがいいか、USドルで持っていって現地で両替するのがいいか、などわからないことだらけでした。
今回は同じようにロシア渡航前に両替で悩む方にロシアの両替事情を解説します。行ってみるとわかることは多いです。
国内での円⇒ルーブル両替は為替レートが悪い
国内の両替所は優遇レートと言いつつ、レートはとても悪いです。
例えば2018年8月2日時点の円⇒ルーブルの為替は1.76円/ルーブルですが、同じく2018年8月2日時点の日本の国内空港の両替所では2.22円/ルーブルです。ここ数年、実勢レートでは2.0円/ルーブルを超えていませんので、とても割高なレートです(マイナー通貨なので仕方ない気もします)。
ルーブル⇒円への両替は1.27円/ルーブル。ルーブルを両替した場合はしっかりと使い切って帰国することをおすすめします。
そして国内でのルーブルの両替は手数料も高いので、より割高感があります。
現地の空港のレートは国内の空港レートと同じくらいの両替レート
成田空港での円⇒ルーブルのレートとモスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港でのUSドル⇒ルーブルのレートを換算し直して、比較してみましたが、どちらもあまり変わらないレベルでした。
そもそも空港は両替のレートがいいわけではないです。到着してすぐに両替したくなる気持ちは分かりますが、両替レートの観点ではおすすめしません。
また、現地では円を変えられるところは少ないです。USドルやユーロであればどこでも両替ができます。なお、両替所は空港意外では、ホテル、銀行、街中の両替所などありとあらゆるところにあります。
もともとUSドルやユーロを持っているのならいいですが、わざわざ円を日本でUSドルに換えて、現地でUSドルからルーブルに両替するのは手数料も余分にかかるのでおすすめしません。円からルーブルにしたい場合は事前に国内で両替した方が安心だと思います。
ロシアはクレジットカード社会で現金不要!
モスクワに滞在して初めて知りましたが、ロシアはクレジットカード社会です。モスクワであればほぼどこでもカード決済ができました。レストランはもちろん、小さいお店でもクレジットカードで支払いができます。
あくまで私の経験の範囲内ですが、VISAはもちろん、アメックスも問題なく使えました。
2017年にもロシアに行っていますが、その時は地下鉄の券売機でクレジットカードがうまく使えず苦労しました。その時の経験があったので、両替をどうするのか悩んでいました。2018年には全く問題なく、地下鉄もクレジットカードで支払いができました。
約1週間ほどモスクワに滞在しましたが、すべてカードでOKでした。
結論:あくまで経験の範囲内ですが、モスクワでは現金不要でクレジットカードのみでOK!が結論です。
ルーブルをまったく見ないのもロシア体験としては味気ないので、少額を両替をしてみるといいと思います。現地の通貨を使うというのも海外旅行の思い出の一つだと思います。
なお、クレジットカードはサインではなく暗証番号入力が必要になるので、暗証番号は事前に確認をしておきましょう。
ATMのカードキャッシングという方法もある
これは現地に長期滞在している方にアドバイスをもらいましたが、どうしてもルーブルが必要な時は現地ATMでのカードキャッシングがレートも国内で両替するよりは良く、おすすめだそうです。
迷いに迷った挙句、成田空港で円⇒ルーブルに両替をしてしまったので、カードキャッシングは経験しなかったので詳しいことが分からないのですが、たしかにATMもいたるところで見かけました。
キャッシングと聞くと不安を覚える方も多いと思いますが、国内での両替手数料とレートを考えるとキャッシングはメリットがあるようです。とはいえ、短期旅行であれば全てカードで払うというのが一番安心だと思います。
ロシアは旅行者も多くないエリアですので、情報もあまり多くはないと思います。今回の記事が参考になればうれしいです。
それでは。