真っ白で美しい景色に憧れて、一度は行ってみたいと思っていたホワイトサンズ国立公園。ニューメキシコ州にありますが、テキサス州とのほぼ境界に位置しています。最寄りの空港はテキサス州のエルパソ空港。ここからレンタカーでおよそ1時間半の道のりです。少し前までは国定公園だったのですが、いつの間にか国立公園になっていました。作り変えられた看板がまだ新しい!

ホワイトサンズの気候
夏の暑い時期は砂丘を歩くのもかなり足裏が熱そう、、、ということで、我が家は3月下旬に行ってきました。結果、気候的にぴったりな時期でした。朝晩は冷えるので薄手のジャンパーが必須ですが、日中は日差しも強く暑いので半袖で良かったです。砂漠気候なので、基本的に昼夜の寒暖の差が激しいみたいです。風が強いときは砂が舞い上がって目に入りそうだし、白い砂が日光を反射して眩しいので、サングラスを持ってきて良かったです。
行く前に要チェック!
他の国立公園と違って閉鎖される日があることにも注意が必要です。軍事施設が近くにあるため、ミサイル実験などで公園近辺の道路や、トレイルが閉鎖になったりします。ナショナルパークの公式サイトで事前に確認できるのでチェックしておいた方が良いです。我が家は2日連続で公園を訪れましたが、そのうちの1日は半日だけ一番奥の長いトレイルが閉鎖になっていました。
ナショナルパーク公式HP:https://www.nps.gov/whsa/index.htm
また、携帯した方が良い持ち物で、パスポートがあります。メキシコとの国境や軍事施設が近いので検問が多いと聞いていたので、念の為パスポートを持ち歩いていました。案の定エルパソからホワイトサンズへの道中で検問があり、ビザを携帯しているか聞かれました。2日とも同じ場所でチェックがあり、一度は実際にビザも見せたので持ってきていて本当に良かったです。
エルパソ空港【テキサス州・メキシコとの国境の町】

エルパソ空港は小規模の空港で、近くのホテルに予約していればホテルまで空港から歩いて行けるような空港でした。すぐレンタカーを借りる場合は、空港の手荷物受取の場所にレンタカー会社の受付デスクが並んでいます。レンタカーのピックアップも簡単でした。
空港から歩いて町の方へ行くと途中に大きなモニュメントがありました。すんごく大きい。

我が家は空港から徒歩15分の、マリオットホテルに宿泊しました。このホテルは24時間無料のシャトルバスを運行してくれているので、空港に到着したら電話連絡し、すると5〜10分でバスが迎えに来てくれます。とても近いので、すぐ着きます。

ホテルもちょうど改装途中で、改装された新しい部屋に泊まることができました。きれいなホテルで、とても良かったです。徒歩圏内に24時間営業のDenny’sやファーストフード店もあり、便利なところのようでした。


エルパソにもいくつか州立公園があります。ホワイトサンズへ行く道中に寄ってみました。
フランクリン・マウンテンズ州立公園【テキサス州】

エルパソ空港から車で15分くらいのところにある州立公園でした。荒野にトレイルがあり、マウンテンバイクの人やジョギングの人、歩いている人が利用していました。

エントランス入ると左手に入園料を入れる箱がありました。大人1人$5で、子どもは無料でした。一応我が家は支払っておきましたが、他の人は特に何も入れていなかったような…。
「野生のヘビに注意」という看板がありました。一応注意しながら歩きます。トレイルはとても長そうでした。最終的には奥に見える山を上がっていくのかもしれません。皆さん、そんなしっかりした格好をされていました。我が家は途中で引き返しました。


ホワイトサンズ国立公園

エルパソから約1時間半の道のりで、ホワイトサンズ国立公園に着きました。一面真っ白な世界です。砂丘なので、鳥取砂丘のもっともっと大きいバージョン、という感じがします。でも砂の質が全然違っていて、サラサラでベタつかないし、子どももずーーーっと飽きずに砂遊びしていました。裸足で歩いても叩いてすぐ靴下をはける気持ちよさが最高です。

まずはビジターセンターへ行きます。エントランス料金払うところよりも手前にあります。ここでお手洗いを済ませておく方が無難です。公園内にもトイレはたくさんあるのですが、もちろん水洗ではないので手を洗うところもないです。ここでフリーマップをもらったり、お土産など買ったりします。夕暮れツアーである、「Sunset Stroll」の予定時刻の看板が出ているので、参加したい人は要チェック。そりの貸出もビジターセンターで出来るようでした。

我が家は主に、Backcountry Camping Loop Trailという場所で、トレイルは歩かずに好きな砂丘のところで遊びました。寝転がって転がり落ちたり、砂丘を登ったり降りたり。子どもたちは大喜びで遊びまくっていました。いつまででも遊べるという雰囲気。
他には、一番手前のDune Life Nature Trailというトレイルを歩いてみました。一周1.6km程度で、40分くらいで一周できました。このトレイルが小さな子ども連れにはちょうど良い気がします。青いマーカーを辿って砂丘の中を歩きます。多くの人がこのトレイルを歩いているので、足跡が残りやすく道に迷うことなく歩きやすかったです。ホワイトアウトしてしまうと怖いので、トレイルを歩くときは無理をしないのが一番です。一番奥のAlkali Flat Trailは16kmと距離が長く、目安として3〜4時間必要なので我が家は挑戦しませんでした。

最後に、「Sunset Stroll」について触れておこうと思います。日没の一時間前くらいに集合して夕暮れ時をレンジャーの人と歩けるツアーですが、私も行ってみたいと思いツアー時間の18:30に地図に書いてあるSunset Stroll Meeting Areaという場所に行ってみました。(ツアー時間は時期によって違うのでビジターセンターで要確認)でも時間になってもレンジャーが来ないし…???って感じでした。他にも同様にツアー目当てで来た人がいたのですが、その人も??ってなっていました。翌日にDunes Driveを端から端まで行ってみると、Backcountry Camping Loop Trailの少し奥(写真の地図の赤点)の位置に「Sunset Stroll」の看板が!!!!!おそらくこの場所からツアーがスタートしたのではないかと思われます。地図と実際の位置が違うのはなぜなのか…よく分かりませんが、ビジターセンターでレンジャーに確認しておけばよかったです。何はともあれ、ツアーには参加できなかったけれど、夕暮れ時の砂丘は堪能できました。

本当に雪景色みたいですよね。子どもはまた行きたいと行っていました。オススメの場所です!
ただ日中は思ったより日差しが強いので、日焼けにご用心!!