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従業員持株会は最初の投資としておすすめ!従業員持株会のメリット・デメリットは何?

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株式投資
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従業員持株会のメリット・デメリットって何でしょうか。

会社の株を毎月積立で購入できる従業員持株会という制度があります。

入社後研修で従業員持株会制度について説明を受けた方も多いかと思います。私は従業員持株会は長期的に資産を築くひとつの方法としてアリな手法だと考えています。

私自身は新入社員の時は従業員持株会に興味がありませんでしたが、入社3年目でだんだんと興味が出てきて加入をしました。

途中に急激な値上があったため解約し利益確定(売却益が出ました)、その後も再加入しましたが転職により強制的に解約することになりました。現在も転職先の会社で従業員持株会に加入しています。

今回は従業員持株会って気になっているという方に、従業員持株会のメリット・デメリットを説明してみたいと思います。

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そもそも従業員持株会って何?

従業員持株会とは、従業員の長期的な資産形成を図るための福利厚生制度です。給与天引きで自社株を毎月積立てで購入していくことで、長期的に資産形成をしてもらおうというものです。いくらを天引きしていくのかは、加入時に設定できます。

途中での口数変更可ですが、変更可能な月は指定があります。だいたい1口1000円単位で積立てることができるので気軽に始めることができます。

例えば1口1000円として、月の給与からの口数が5口、賞与(ボーナス)は10口とすると、毎月の給与から5口分の5000円、賞与支給時には10口分(10,000円)を天引きし、それらを財源に証券会社が自社株を購入してくれます。

月々の積立口数から購入できる株数が決まる

従業員持株会の買付方法には定量購入と定額購入の2種類があります。

【定量購入】毎月5口と決まった数量を購入→購入金額は毎月変わる。
【定額購入】毎月10,000円と決まった金額で購入→購入口数は毎月変わる。

個人的には定額購入をおすすめします。

株価が1500円の場合で考えてみます。
毎月の給与時は5口を出すことにした場合、毎月5000円という決まった金額で購入(買付)が行われます。株価が1500円だと3株買えますね。余った500円は翌月の購入資金として繰り越されます。

毎月の口数 5口の場合:購入資金5000円 - 1株1500円×3株 = 500円(余り)

なので翌月は5500円の資金の範囲内で購入されていきます。

株式の買付は会社が提携している証券会社が代行してくれます。毎月一定の時期に購入していく方法をドル・コスト平均法といいます。ドル・コスト平均法は長期的に積立投資に適した手法と言われています。

定額購入であれば、安い時には多く買い、高い時には少なく買うということになります。長期的に積立投資をすることで、最終的には市場平均よりも安い価格で購入することを目指す投資方法です。

私は定額購入の持株会でしたので、定額購入を前提に以下のメリット・デメリットを書いていきます。

従業員持株会のメリット

従業員持株会奨励金

従業員持株会のメリットの1つに会社からの奨励金があります。
企業によって異なりますが出資口数の5%~10%を取得奨励金として企業が支給してくれる場合は、加入のメリットになります。

例えば1口1000円で、10%の奨励金だと100円分余分に株を購入することができます。毎回会社に10%補助してもらいながら自分の資産を築いていくわけで、これはかなりおいしい話だと思います。

配当金も自動的に再投資に回すことができる

従業員持株会によって積立購入した株に対しても配当金を受け取ることができます。配当金は再投資に回すことができるので、配当によってより多くの株を買い増すことができます。

積立購入で少額から投資できる

企業の株式は1株いくらで価格が決まっていますが、購入の際は単元株数以上でないと購入することができません。例えば単元株数は1000株の場合、株価が500円だったとしても株を購入するためには50万円ものまとまったお金が必要なります。

従業員持株会を通してであれば、単元株数の購入までは時間が掛かるものの、無理のない金額で少しずつ買い増していけます。

従業員持株会のデメリット

会社への依存度を高めてしまう

会社勤めをしている方の多くは収入源は会社からの給与収入のみという状態だと思います。

これは会社への依存度が高い状態です。それはそれで仕方のないことではありますが、さらに従業員持株会を通して資産形成をするということは、ますます会社への依存度が高い状態になります。

依存度が高くなればなるほど、会社の業績によって受けるインパクトが大きくなります。

例えばみんな大好きなボーナス(賞与)は業績に連動にして支給額が変わってしまいます。会社の業績が悪い時はボーナスの額が少なくなってしまう可能性があります。

会社の株価も業績に連動しますので、従業員持株会を通して積立ていた株の価値も下がって資産も減ってしまったら、まさに泣き面に蜂ですよね。

まとめ

物事にはメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットを踏まえた上で、自分はどう考えるのか、どこまでのリスクをとるのか、を決めることが大事だと思います。

従業員持株会でよく言われるリスクは資産形成まで会社に依存することに対するリスクです。

資産形成が従業員持株会一本であればもちろんそうですが、それ以外でも資産形成を進めている中で一つの選択肢としての従業員持株会を利用するのであれば、アリだと思います。

特に会社から奨励金が支給される場合はかなりおいしい状況なので、加入を検討すべきだと思います。加入検討の結果、入らないのはOK。でも何も考えずに加入していないのはもったいないと思います。

業員持株会に加入することで会社の経営状況について興味が出て、会社が置かれている外部環境やビジネスプラン、財務指標はどうかなどいろいろと勉強したくなるというメリットは強調しておきたいと思います。

私の場合は会社の株を持っておきたいという気持ちがあるので、コツコツ積立をしています。

それでは。

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