農林水産省の職員が業務として配信するYouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」をご存知でしょうか。
2019年11月に開設されたチャンネルで、登録者は10万人超。なんとも言えないゆるい感じの動画がくせになる感じでハマっている。いま一番好きなYoutubeチャンネル。
農林水産省職員が、その人ならではのスキルや個性を活かして、我が国の農林水産物の良さや農山漁村の魅力を発信する動画チャンネルです。
The staff at MAFF have put their skills to use in creating this video channel to show you what the farms, forests, and fisheries of Japan have to offer, as well as the charm of Japan’s rural areas.
【農林水産省SNS発信プロジェクトBUZZ MAFF】 https://www.maff.go.jp/j/pr/buzzmaff/index.html
引用元:https://www.youtube.com/channel/UCk2ryX95GgVFSTcVCH2HS2g/about
遠い存在を身近にする職場動画
農林水産省、と言われると名前は知っているけどもどんな仕事をしているのか、ぼんやりとしたイメージが湧く程度という方も多いと思う。私がそう。
農水省の若手官僚の一日を追った動画がこちら。
テレワークなので、移動はもちろんなく、なによりも生活感に溢れた動画のくせが強い(誰得!?感がハンパない)。
「農林水産省あるある」動画。細かいところまで作り込まれた芸がとてもいい。
国家公務員を志す若者が減りつつあることを受けて、農林水産省の仕事の深いところを伝えたい、という想いで作られた動画。
おもしろいだけではなく、解説もあるので、OB訪問(というか飲み会)したときのような話を聞けるのがいいと思う。
なお、「水産庁あるある」動画もある。水産庁職員の朝の挨拶がとてもいい。
大臣や長官といった偉い人も普通に登場する
BUZZ MAFFには大臣、長官といったトップの方々も登場する。
BUZZ MAFFに登場する野田さん(職員)が、大臣に呼び出されたときの動画。
絵コンテに大臣を描いたことに対して質問を受けているシーンを動画にしている。
こちらの動画では、白石さん(職員)が大臣に祖母の田んぼで取れた米をおいしく炊いて、おにぎりにして大臣に食べてもらう、という動画。
本当にそれだけ、でもお米をおいしく炊くためにはどうするか、というメッセージも込められている。
大臣の会見にアフレコした、という動画。その企画は大丈夫か!?と他人事ながら心配になるが、もちろん動画を作る理由の部分がしっかりしているので、あたたかい想いも感じられる。
ちなみにこの動画配信後に大臣に呼び出されている。
水産庁長官にどっきりを仕掛ける動画もある。
水産庁長官の「魚を置くならこっち向きだろ」、という冷静なツッコミに感心する動画。
コラボ動画もある
コラボ動画も撮っている。もちろんコラボ相手は他の省庁だ。
こちらは環境省との初コラボ動画。海洋プラスチックごみの問題について学べる動画なのだが、なぜか野田さんがおもしろい。
こちらは法務省のカレーを食べに行く、だけの動画。
「立ち直り応援カレー」という600円のカレー代金のうち、50円が犯罪や非行から立ち直ろうとしている方への支援に回るカレーがある、という紹介と法務省のビルと農水省のビルの建物格差がわかる。
こちらの動画は防衛省海上自衛隊のYouTubeチャンネルの登録者数が20万人超えをくやしがる動画。
冒頭にはさりげなく米についての話を盛り込んでいるところに、農水省らしさがにじみ出ている。
環境省コラボ動画では、小泉環境大臣もドッキリで登場する。
職員へのドッキリで大臣が登場するところが、なんとも言えないほどのほのぼの感。
夏休みの自由研究応援
夏休みの自由研究応援企画動画もある。
家庭のキッチンで海水で塩作りを実演する動画。
この動画をみて、にがりがどうやってできるかを初めて知った。子どもたちと一緒に作りたいと思ったので、やってみようと思う。
昆虫採集をするだけの動画。
プロが使う虫取り網を見ることができる、という意味で貴重な動画。
まとめ
ゆるーい感じの動画がくせになる。ただおもしろいだけではなく、ところどころにしっかりと農水省として伝えたいメッセージ、がしっかりと入っているところに好感が持てるYouTubeチャンネルだ。
白石さんと野田さんのタガヤセキュウシュウのコンビにドハマりしているので、これからもみたいと思う。
それでは。