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チェーンソー資格の特別教育を受講した体験談|2日間の講習内容と難易度

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森林ボランティアでチェーンソーを使う機会があるため、「伐木等の業務に係る特別教育」を受講してきました。

いわゆるチェーンソー資格と呼ばれるものです。

私は林業に従事しているわけではありませんが、森林ボランティアとして山に入り、チェーンソーを使って木を伐倒する機会があります。

チェーンソーは便利な道具ですが、使い方を間違えると重大な事故につながります。安全に作業するための知識と技術を身につけたいと考え、受講することにしました。

今回受講したのは、当時の制度で「大径木」と呼ばれていた特別教育です。

講習は2日間、合計16時間。1日目は学科、2日目はチェーンソーの整備や目立て、実際に木を切る実技を学びました。

結論からいうと、チェーンソーを扱う人にはぜひ受けてほしい講習だと感じました。

特に役立ったのは、伐木の基本的な考え方とチェーンソーの整備方法です。

この記事では、実際に受講した2日間の講習内容と、難しかったこと、受講してよかったことを紹介します。

※この記事は2016年に受講した体験をもとにしています。2020年8月に制度が改正されているため、現在の講習制度についても補足しています。

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チェーンソー資格とは?伐木等の業務に係る特別教育について

チェーンソー資格と一般に呼ばれているのは、「伐木等の業務に係る特別教育」のことです。

労働安全衛生法に基づき、事業者が労働者にチェーンソーを使った伐木などの業務を行わせる場合に必要となる安全衛生教育です。

自動車の運転免許のような免許制度ではなく、所定の学科・実技教育を修了するものです。

現在のチェーンソー特別教育は18時間

私が受講した2016年当時は、立木の直径や作業内容によって特別教育が区分されていました。

私は大径木を対象とする講習を受講し、2日間で計16時間の教育を受けました。

しかし、2020年8月1日から制度が変更され、従来の区分が統合されています。

現在の特別教育は、原則として学科9時間、実技9時間の合計18時間です。

項目現在の教育時間
学科教育9時間
実技教育9時間
合計18時間

過去に旧制度の特別教育を修了した人は、修了した教育の種類に応じて、追加の補講が必要になる場合があります。

これから受講する場合は、現在の制度に対応した講習を選ぶ必要があります。

チェーンソー特別教育1日目|学科で伐木の基礎知識を学ぶ

1日目は、チェーンソーを使った伐木に必要な知識を学びました。

チェーンソーの構造や取り扱い方法、伐木作業の基本、事故の事例など、学ぶ内容は幅広いです。

その中でも、私が特に重要だと感じたのが、木を安全に倒すための知識です。

受け口と追い口の役割を理解する

立木を伐倒するときには、木を倒す方向や木の状態を考慮しながら、受け口と追い口と呼ばれる切り込みを入れます。

受け口は木を倒す方向を定めるためのもので、追い口は木を倒すために反対側から入れる切り込みです。

単純にチェーンソーで幹を切ればよいというわけではなく、木の傾きや周囲の状況なども考慮する必要があります。

講習では、こうした伐木の基本的な考え方を学ぶことができました。

実際、特別教育を修了した後に山で木を伐倒する機会がありましたが、講習で学んだ知識は大いに役立ちました。

というよりも、知らずに作業することは危険だと感じました。

木を倒す方向を誤れば、作業者だけでなく周囲の人にも危険が及びます。

伐木の基礎知識は、チェーンソーを使ううえで欠かせないものだと思います。

チェーンソーの構造と事故の危険性も学ぶ

学科では、チェーンソーの構造や取り扱い方法についても学びました。

また、実際の伐木作業で発生した事故の事例も紹介されました。

チェーンソーは刃が高速で回転する機械です。操作を誤れば、短時間で大きなけがにつながります。

木を切る技術だけでなく、どのような場面で事故が起こりやすいのかを知ることも大切だと感じました。

チェーンソー特別教育2日目の午前|整備と目立ての実習

2日目の午前中は、チェーンソーの整備と目立てを学びました。

実際に受講してみて、特に難しいと感じたのが目立てです。

チェーンソーの目立ては想像以上に難しい

目立てとは、チェーンソーの刃であるソーチェーンを研ぐ作業です。

チェーンソーを安全かつ効率的に使うためには、刃の状態を適切に保つことが重要です。

刃の切れ味が悪いと、作業効率が落ちるだけでなく、無理な力をかけて操作する原因にもなります。

講習では、丸ヤスリを使った目立ての基本を学びました。

私が使用したソーチェーンでは、指定された角度を保ちながら刃を研ぐ必要がありました。

この角度を維持するのが、初心者にはなかなか難しいのです。

角度を確認するためのガイドや、ヤスリを安定させるための補助道具も紹介されました。

こうした道具を使えば作業しやすくなりますが、それでも正確に目立てをするには練習が必要だと感じました。

なお、適切な目立て角度やヤスリの種類はソーチェーンによって異なるため、使用する製品の指定に従う必要があります。

刃の高さを調整する作業もある

ソーチェーンの整備では、刃を研ぐだけでなく、デプスゲージと呼ばれる部分の高さも確認します。

この部分は、刃が木材にどの程度食い込むかに関係しています。

専用のゲージを使って状態を確認し、必要に応じて調整します。

チェーンソーを使う前は、刃を研ぐだけでも大変そうだと思っていましたが、実際には確認すべき部分がいくつもあります。

目立ては重要ですが、きちんとできるようになるまでには経験が必要だと感じました。

チェーンソーの分解・清掃・再組立ても実習

目立てに加えて、チェーンソーの点検や清掃も学びました。

チェーンソーで木を切ると、大量の木くずが発生します。

木くずは機械の内部にも入り込み、オイルと混ざってこびりつくことがあります。

講習では、チェーンソーのカバーなどを取り外して清掃し、再び組み立てる作業も行いました。

分解するだけなら比較的簡単ですが、再組立てにはコツが必要です。

部品の位置や取り付け方を確認しながら作業する必要があり、思っていたよりも難しく感じました。

日常的な清掃に加えて、定期的な点検・整備の考え方も学べたので、今後自分のチェーンソーを持つ場合にも役立ちそうです。

チェーンソーを使うには、本体だけでなく、整備用の道具も必要になることがわかりました。

チェーンソー特別教育2日目の午後|実技で木を切る

2日目の午後は、いよいよチェーンソーを使った実技です。

実際にチェーンソーを動かして木を切ると思うと、かなり緊張しました。

正直なところ、めちゃくちゃ怖かったです。

チェーンソーは、操作を誤ると大けがにつながる機械です。特に、足に刃が接触することを考えると、恐怖を感じずにはいられませんでした。

チャップスを着用して作業する

実技では、脚を保護するためにチャップスと呼ばれる防護具を着用しました。

チャップスには、チェーンソーの刃が接触した際に繊維が引き出され、チェーンの動きを妨げる仕組みを持つものがあります。

ただし、着用すれば絶対にけがをしないというものではありません。

防護具を着用したうえで、正しい姿勢や安全な操作を徹底することが必要です。

実際に着用して作業しましたが、それでもチェーンソーに対する恐怖心は残りました。

後に森林ボランティアで経験を積むにつれて、過度な恐怖心は少しずつ薄れていきました。

ただし、ある程度の怖さは持ち続けるべきだと思っています。

慣れによる油断が事故につながるからです。

丸太切りの実習

実技では、まず丸太を切る練習を行いました。

チェーンソーを使って、木材を切断する基本操作を学びます。

上側から切る方法と下側から切る方法を練習しました。

チェーンソーは刃の当て方によって機械に加わる力の方向が変わるため、操作には注意が必要です。

また、応用操作についても講習を受けました。

初めて実際にチェーンソーを操作すると、機械の重さや振動、刃が木材に触れたときの感覚など、座学ではわからないことが多くありました。

キックバックの危険性を実感

チェーンソーの操作で特に注意が必要なのが、キックバックです。

キックバックとは、ガイドバーの先端上部などが木材に接触した際に、チェーンソーが急激に跳ね返る現象です。

重大な事故につながる危険があるため、講習でも注意点を学びました。

チェーンソーは、ただ刃を木に当てればよいというものではありません。

どの部分が木材に接触しているのか、機械にどのような力が加わるのかを理解する必要があります。

実際に機械を持って操作することで、正しい取り扱いを学ぶ重要性を感じました。

受け口を作る練習も難しかった

丸太切りに加えて、伐木に必要な受け口を作る練習も行いました。

受け口は、木を倒す方向を定めるために設ける切り込みです。

学科で仕組みを理解していても、実際にチェーンソーを使って正確に作るのは簡単ではありません。

思いどおりの位置や形に切り込みを入れるには、経験が必要だと感じました。

特別教育の実技だけで十分な技術が身につくわけではないため、修了後も指導者のもとで練習を重ねることが重要だと思います。

チェーンソー特別教育の難易度は?初心者でも受講できる?

実際に受講した感想としては、講習内容を理解することよりも、学んだ知識を実際の作業で正しく使うことの方が難しいと感じました。

学科では、伐木の基本や事故防止について順を追って学べます。

一方、実技ではチェーンソーの操作だけでなく、目立てや整備など、慣れが必要な作業が多くありました。

特に難しいと感じたのは、次の3つです。

  • ソーチェーンを正しい角度で目立てすること
  • チェーンソーを分解・清掃した後に正しく組み立てること
  • 受け口を正確に作ること

講習を受ければ基本的な知識を学ぶことはできますが、修了しただけで安全に伐木できる技術が完成するわけではありません。

初心者こそ、実技を含む講習で基礎を学び、その後も経験者の指導を受けながら技術を身につけることが大切だと思います。

チェーンソー特別教育を受講してよかったこと

2日間の学科と実技を終え、無事に特別教育を修了しました。

受講してよかったと思うのは、単にチェーンソーの操作方法を学べただけでなく、危険性や整備の重要性まで理解できたことです。

チェーンソーは、手作業と比べて効率よく木を切ることができる便利な道具です。

しかし、その分、取り扱いを誤ったときの危険も大きくなります。

森林ボランティアで使用する場合でも、基本的な知識を持たずに扱うことは避けるべきだと感じました。

実際に講習を修了した後、山で木を伐倒する機会がありましたが、学科で学んだ伐木の考え方が役立ちました。

また、チェーンソーの整備や目立てについて学べたことも、大きな収穫でした。

まとめ|チェーンソーを使うなら特別教育を受講しておきたい

森林ボランティアでチェーンソーを使用するため、「伐木等の業務に係る特別教育」を受講しました。

当時は2日間、合計16時間の講習で、1日目に学科、2日目に整備・目立てと操作実技を学びました。

特に印象に残ったのは、伐木の基礎知識と、チェーンソーの目立て・整備の難しさです。

また、実際にチェーンソーを使ったときには、想像以上の怖さを感じました。

講習を修了したからといって、すぐに安全な伐木作業ができるようになるわけではありません。それでも、危険性を理解し、基本的な知識を身につけることには大きな意味があると思います。

森林ボランティアなどでチェーンソーを使う機会がある方にも、特別教育の受講をおすすめします。

なお、現在の特別教育は制度が変更されているため、これから受講する場合は最新の講習内容を確認してください。

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