スポンサーリンク

『「学力」の経済学』を読んだ感想|幼児教育への投資と非認知能力の大切さ

スポンサーリンク
暮らし・体験記
スポンサーリンク

子どもの教育には、いつ、どのくらいお金をかけるべきなのでしょうか。

わが家には当時、2歳と0歳の娘がいました。

子どもの教育は親として重要なテーマ。特に幼児教育には興味があり、教育経済学者・中室牧子さんの著書『「学力」の経済学』を読みました。

この本で印象に残ったのは、幼児期の教育投資の重要性と、学力だけでは測れない「非認知能力」の大切さです。

教育というと、どうしても自分自身の経験や周囲の話をもとに考えてしまいがちです。

しかし、この本では経済学の理論やデータを使い、教育の効果について研究結果を紹介しています。

難しそうなテーマですが、とても読みやすく、子育て中の親にとって参考になる一冊でした。

今回は、本を読んで印象に残ったことと、実際にわが家で取り組んでいた幼児教育についてまとめます。

スポンサーリンク

『「学力」の経済学』はどんな本?

『「学力」の経済学』は、教育経済学者の中室牧子さんが書いた本です。

教育経済学とは、教育を経済学の理論や手法を用いて分析する学問です。

例えば、「子どもにご褒美を与えると勉強するようになるのか」「幼児教育にはどのような効果があるのか」といった疑問について、データや研究結果をもとに考えていきます。

教育の話は、どうしても「私はこう育てられた」「うちの子にはこの方法が良かった」という経験談になりがちです。

もちろん経験も大切ですが、個人の経験と、研究によって確認された効果は分けて考える必要があります。

この本は、そうした視点を持つきっかけになりました。

教育投資の効果が最も高い時期はいつ?

子育てのマネー本を読むと、「子どもが小さいうちはお金の貯め時」と書かれていることがあります。

確かに、大学進学などで将来まとまった教育費が必要になることを考えると、幼児期からしっかり貯金しておきたいところです。

一方で、0歳から通える幼児教育教室などもあります。

幼児期には教育費を抑えて貯金すべきなのか、それとも小さいうちから積極的に教育投資をすべきなのか。

これは私自身、とても悩むテーマでした。

ペリー幼稚園プログラムから分かること

『「学力」の経済学』では、アメリカで実施された「ペリー幼稚園プログラム」という教育実験が紹介されています。

これは、就学前の子どもたちに質の高い幼児教育を提供し、その後の成長や人生への影響を長期にわたって調べた研究です。

研究では、教育プログラムを受けた子どもたちについて、成人後の学歴や雇用、収入などに好ましい影響が確認されました。

特に印象的だったのは、幼児教育への投資が、その後の人生に長期的な影響を与える可能性があるということです。

ただし、この研究は特定の条件にある子どもたちを対象にしたものです。

すべての幼児教育に同じ効果があるというわけではありませんし、高額な幼児教室に通えば必ず将来の収入が増えるという意味でもありません。

大切なのは、幼児期にどのような経験や学びの機会を提供するか、ということなのだと思います。

幼児教育では「非認知能力」が重要

本を読んで、特に興味を持ったのが「非認知能力」という考え方です。

非認知能力とは?

非認知能力とは、学力テストやIQでは測りきれない能力や特性のことです。

例えば、次のようなものが挙げられます。

  • 忍耐力や粘り強さ
  • 自分で考えて行動する力
  • 意欲や好奇心
  • 他者と協力する力
  • 感情をコントロールする力

最近では「生きる力」という言葉で説明されることもあります。

もちろん、読み書きや計算などの認知能力も大切です。

しかし、社会に出てから必要になるのは、学力だけではありません。

困難なことがあっても諦めずに取り組んだり、周囲の人と協力したり、自分で目標を立てて行動したりする力も重要です。

幼児教育の効果は学力だけでは測れない

ペリー幼稚園プログラムでは、幼児教育によって生じたIQなどの認知能力の差は、成長とともに縮小したと報告されています。

それにもかかわらず、成人後の学歴や雇用などには長期的な違いが見られました。

このことから、研究では非認知能力などの役割にも注目しています。

私自身、幼児教育というと、以前は早く文字を覚えたり、計算ができるようになったりすることをイメージしていました。

でも、それだけではないのですね。

幼児期には、目先の学力だけでなく、子どもの意欲や社会性、粘り強さなどを育てる経験を大切にしたい。

本を読んで、そう感じました。

わが家が実践した幼児教育|月1万円の体操教室とモンテッソーリ教育

では、実際にわが家ではどのような幼児教育をしていたのか。

当時2歳だった長女は、次の2つの教室に通っていました。

習い事内容
体操教室遊びを通してさまざまな体の動きを経験
幼稚園の2歳児教室モンテッソーリ教育を取り入れた活動
月額費用2つ合わせて約1万円

※当時の費用です。幼稚園は夏休みがあるため、月によって費用が変わりました。

モンテッソーリ教育で感じたこと

幼稚園の2歳児教室では、モンテッソーリ教育を取り入れた活動を経験していました。

家庭での教育も大切ですが、親がなかなか教えられなかったことを、幼稚園ではすんなり学んでくることがあります。

そんなときは、やっぱりプロはすごいなと思います。

先生の関わり方もあるでしょうし、同じ年齢の子どもたちから受ける刺激も大きいのだと思います。

家庭だけでは経験できない環境に身を置くことにも、意味があると感じました。

体操教室でさまざまな動きに挑戦

父親として、子どもと積極的に体を動かすことも大切にしていました。

毎週、公園に連れて行って一緒に遊んでいたのですが、どうしても遊び方がワンパターンになりがちです。

その点、体操教室では、遊びを通していろいろな体の動かし方に挑戦できます。

家庭では思いつかないような運動や遊びもあり、バリエーションが豊かでした。

もちろん、体操教室に通ったからといって、必ず非認知能力が高まると断言できるわけではありません。

それでも、子どもが楽しみながら新しいことに挑戦する機会を作れるのは、良いことだと感じています。

幼児教育は家庭と外部の専門家を組み合わせたい

本を読んで改めて感じたのは、幼児教育における家庭の役割の大きさです。

ただ、親がすべてを教える必要はないとも思っています。

親が得意なこともあれば、苦手なこともあります。

子ども同士でしか学べないこともありますし、専門家だからこそ提供できる経験もあります。

わが家では、家庭で一緒に遊ぶ時間を大切にしながら、親だけでは提供しにくい経験については外部の力も借りていきたいと考えていました。

月1万円という教育費が高いか安いかは、家庭によって考え方が違うと思います。

ただ、当時のわが家にとっては、子どもにさまざまな経験をしてもらうための納得できる支出でした。

教育費をたくさんかけること自体が目的ではありません。

限られたお金と時間の中で、子どもにどのような経験をしてもらいたいか。

それを考えることが大切なのだと思います。

『「学力」の経済学』を読んだ感想とまとめ

『「学力」の経済学』を読んで、教育に対する考え方が少し変わりました。

特に印象に残ったのは、次の3つです。

  1. 幼児期の教育は、その後の人生に長期的な影響を与える可能性があること
  2. 学力だけではなく、非認知能力にも目を向けることが大切であること
  3. 教育方法を考える際には、経験談だけでなく研究結果も参考にすること

子どもが小さいうちは、将来の教育費を貯めることも大切です。

一方で、幼児期にしかできない経験もあると思います。

わが家では、これからも家庭での教育を大切にしながら、必要に応じて専門家の力を借り、子どもたちに豊かな経験をしてもらいたいと考えています。

この本には、ほかにも子どもへのご褒美の与え方など、親として気になるテーマがたくさん紹介されています。

子どもの教育に興味がある方には、おすすめの一冊です。

それでは。

今回紹介したおすすめの本

『「学力」の経済学』

著者:中室牧子

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日:2015年6月18日

Amazonで見る

Kindle版を見る

※商品リンクの価格や販売状況は変更される場合があります。

タイトルとURLをコピーしました