[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”kamegon.png” name=”かめごん”] 森林ボランティア! [/speech_bubble]
森林ボランティアの活動で、枝打ちに行ってきました。
今回の活動フィールドはこちらの私有林。枝が伸び放題となっており、木と木の隙間がほとんどなくなっており、下まで日が当たらない状態になっています。
枝打ちってなぜ必要?
枝打ちは、無節の良質材の生産を主目的として、枯れ枝やある高さまでの生き枝を、その付け根付近から除去する作業です。枝打ちの第一の目的は、無節の材の生産ですが、それと同時に年輪幅、年輪の走向角度など年輪構成の優れた材の生産にも効果があります。
引用元:林業就業支援ナビ
枝打ちの第一の目的は無節の良質材を生産するためです。枝打ちを行うことによって、木は無節の材として育っていきます。最近では節があっても気にしないという方も増えつつありますが、無節の材の方が材価が高いのも事実です。
さらに枝打ちを行うことで、林内の光環境がよくなるというメリットがあります。枝が生い茂ると下まで光が入らなくなり、下層植生の植物が育たなくなってしまいます。そういったことを避けるためにも、枝打ちは重要になります。
実際に枝打ちをやってみた
論よりも実践!実際に枝打ちをやってきました。ご覧のとおり生い茂っています。
手のこを使って、2mの高さまでの枝を全て切り落としました。木ってよく見るとたくさん枝が生えています。
これを全て枝打ちをするととってもすっきりします。
この作業を繰り返すことで林内の見通しも格段に良くなってきます。
枝を打つだけではなく、木に巻き付いた弦をとっていくのも重要です。弦って意外と強力で巻き付いて木を痛めてしまうのです。
曲木となった木や枯れ木となった木は枝打ちしません。そういった木はいずれ間伐で伐採されるので、余計な手間は掛けずに残していく木にしっかりとメンテナンスをするという考え方です。
枝打ちを繰り返すことでどんどんと見た目に美しい林になってきました。ベテランボランティアの方によれば、Before⇒Afterの変化が明確なのも枝打ちの魅力とのこと。確かにここまですっきりしてくると気持ちいいですねー。
地面にもしっかりと光が届くようになっており、下層植生の植物も豊かになるでしょう。
枝打ちの際の靴はなにがいい?
まだ雪が残っている時期の枝打ちでは足元は長靴がおすすめ。今回の枝打ちは2月末に行いましたが、雪はありませんでした。間伐の際のゴミ(枝などをゴミと言います)が多く落ちており、足場が悪かったです。そういった時に長靴をはくと長靴が破れてしまう可能性があります。雪の懸念がない場合は地下足袋の方がいいです。
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こんな感じで足場がめちゃくちゃ悪かった。しかも斜面なので、やはり地下足袋の方が踏ん張れますね。
まとめ:枝打ちは楽しい
森林ボランティアの作業の中で、枝打ちはそこまでハードではありません。重いものを持ったりする必要がなく、ただひたすらに枝を切り落とす作業です。枝打ち前と後での変化がはっきりしており、達成感を感じやすいのもとてもいいです。
それでも一本の木には多くの枝が生えており、それを手のこで切り落とす作業を繰り返すことで手が疲れてきます。手の筋肉は小さいので消耗が早い。できるだけ負担のない方法で木を切っていくように意識するということが大事だなと今回感じました。
現場からは以上です。
それでは。