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映画『茄子 スーツケースの渡り鳥』感想・レビュー|前作との違いとロードレースの魅力【68点】

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映画鑑賞
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前作は主人公ペペの生き方や仕事への向き合い方が印象的だったが、続編ではプロのロードレーサーを取り巻く厳しい現実や、チーム戦としてのロードレースの魅力が描かれている。前作とは違ったおもしろさがあった。

個人的には前作の方が楽しめたものの、ロードレースの奥深さを感じられる作品だった。

前作の感想はこちら。

映画『茄子 アンダルシアの夏』の感想・レビュー|ロードレースの迫力とプロ選手の葛藤【80点】

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『茄子 スーツケースの渡り鳥』とは?

『茄子 スーツケースの渡り鳥』は、黒田硫黄の漫画『茄子』を原作とするアニメ映画で、『茄子 アンダルシアの夏』の続編にあたる。

主人公ペペの声優は、前作に引き続き大泉洋が担当している。

今回は前作よりも大泉洋感が出ているように感じたが、もともと大泉洋ファンなので全く気にならなかった。

なお、本作は第7回東京アニメアワードで優秀賞(OVA部門)を受賞している。

あらすじと見どころ|舞台は日本のジャパンカップ

前作とは打って変わって、今回の舞台は日本である。

宇都宮で開催されるプロレース「ジャパンカップサイクルロードレース」に参戦するため、パオパオチームと主人公のペペが日本にやってきた。

前作ではペペがプロとして仕事に取り組む姿が描かれていたが、本作ではペペと相棒のチョッチとの関係に焦点が当てられている。前作で同じチームメイトとして登場したギルモアは、今回は敵チームのライバルとして登場する。

プロロードレーサーの厳しい現実

本作の見どころの一つは、プロロードレーサーの厳しい現実が描かれている点だ。

プロアスリートとしての自己管理は厳しく、特に食事制限は徹底している。レースでさまざまな国を飛び回るものの、好きなものを自由に食べられるわけではない。

そして、ロードレースそのものも苦しい。選手たちは自分の限界に迫りながら走り続ける。

そこまで努力していても、いつ契約を切られるかわからない世界であり、所属するチームによって収入にも格差がある。

ロードレーサーとして世界を渡り歩くという、一見華やかに見える世界の裏側を見せてくれる点が、本作の魅力である。

映画を観た感想|前作との違いは?

チーム戦としてのロードレースに深みがある

ロードレースの素人としては、正直なところ前作の方が楽しめた。

ただし、本作ではチーム戦としてのロードレースの盛り上がりが描かれている。そういう意味では、本作の方がレース描写に深みがあるのだと思う。

ロードレースは個人競技のように見えて、実際にはチームとして戦うスポーツでもある。ペペとチョッチの関係を通じて、そのおもしろさが伝わってくる。

とはいえ、素人の自分にとっては、前作のわかりやすい展開の方が盛り上がった。

ペペがルパン三世に見えて仕方がない

もう一つ気になったのが、登場人物の雰囲気だ。

主人公のペペはルパン三世、相棒のチョッチは次元大介に見えて仕方がない。特にペペのルパン感がすごい。

このあたりは、別の映画を観ているような錯覚に何度かなった。

周回コースのレースは好みが分かれる

今回のレースは周回コースで行われる。

同じところをグルグル走るという展開は、好みが分かれるところだと思う。個人的には周回コースがあまり好きではないので、この点も前作の方が楽しめた理由の一つかもしれない。

とはいえ、チームとして戦い、勝利をつかむパオパオチームのペペとチョッチには感動するものがあった。

前作とは違った形で、ロードレースの魅力を感じられる作品だった。

まとめ|『茄子 スーツケースの渡り鳥』の評価は68点

前作『茄子 アンダルシアの夏』ほどのワクワク感は感じなかったものの、ロードレース映画としては力作であることを感じた。

特に、プロアスリートの厳しい現実が生々しく描かれている点はよかった。華やかに見える世界の裏側や、チームとして戦うロードレースの奥深さが伝わってくる。

一方で、前作のようなわかりやすい展開を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれない。

ロードレースが好きな人にとっては、よりおもしろく感じられる作品だと思う。

個人的な評価は68点(星3つ)。

前作の方が好みだったが、続編として十分に観る価値のある作品だった。

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